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10年先も住み続けられる
まちをつくる。
「推しの木」プログラムで
地域に誇りと愛着を

2025.01.30
野村不動産株式会社
事業創発本部 エリアマネジメント部
横川 大悟
目標4
目標11

Storyteller

野村不動産株式会社 事業創発本部 エリアマネジメント部

横川 大悟

大手総合デベロッパー、野村不動産株式会社で、「開発後のまちづくり」に携わるエリアマネジメントを担当。その一環として、地域への愛着醸成をめざす出張授業プログラム「推しの木」を推進し、区内小学校で授業を展開している。

「推しの木」を通して、まちの未来を考える

野村不動産は、マンションなどを建設した後の地域に焦点をあて、まちのコミュニティづくりをサポートする、エリアマネジメント事業を行っています。

「大学進学を機に上京した際、地元と東京を比べ、都内で暮らす人々は、住んでいる地域や近隣住民への関心が薄いと感じていました。コミュニティが形成されていない地域でいざ災害などが発生すると、住民同士の連携ができず、緊急時の対応に手間取るという問題があります。そうした問題が起きないよう、当社の開発地域において、コミュニティ形成をお手伝いするエリアマネジメント事業を行っています。住民の皆さんが、地域に誇りと愛着をもち、よりよいまちづくりを主体的に行うことできれば、理想的ですね」

横川さんは、板橋区内のエリアマネジメント事業の一環として、出張授業プログラム「推しの木」に携わっています。本プログラムは、主に小学3~6年生を対象に、地域にある身近な木を通し、住み続けられるまちづくりについて考えるきっかけを提供するものです。受講者は、自身の住む地域にある木を一つピックアップして「推し」に見立て、その木を紹介するうちわを作ります。
埼玉大学と野村不動産の共同研究により開発されたこのプログラムは、区内では板橋区立緑小学校での実施を皮切りに、複数の小学校で展開されています。

「出張授業では、身の回りにある一つの木を、児童の皆さんに選んでいただき、『推し』として愛着をもって接してもらいます。そして、その木が10年後も生き続けるために、木やまちとどのような関わり方をしていくべきか、未来のまちを担っていく子どもたちとともに考えます。また、子供たちの選んだ『推しの木』を地域に広く発信する機会を設けることで、多くの方々に地域に関心をもっていただくきっかけにつなげています。
今後、板橋区内の全小学校で本プログラムを実施し、授業だけでなくイベント等にも展開できればと考えています。皆さんの『推し』であふれるまちになれば、面白いですね!」

2024年12月下旬、板橋区役所にて、区内4校の児童が作成した「推しの木」のうちわの展示ブースが設置され、多くの区役所利用者が訪れました。区内エリアマネジメントの今後について、横川さんはこのように語ります。

「板橋区のまちづくりの主役は、板橋区民の皆さまや、区内で働く方々であると考えています。これからも区民・区内企業の方々と連携し、『推しの木』をはじめとした取組で、皆さまにとってよりよいまちづくりに貢献していきたいです」

「推しの木」授業の様子
「推しの木」授業の様子
「推しの木」の前で
「推しの木」の前で
区役所に展示された「推しの木」のうちわ
区役所に展示された「推しの木」のうちわ
3日間限定で設置されたカプセルトイ。児童の推しの木について書かれた「推しくじ」と缶バッジが入っている
3日間限定で設置されたカプセルトイ。児童の推しの木について書かれた「推しくじ」と缶バッジが入っている
区内でエリアマネジメント事業を広げていきたいと話す横川さん
区内でエリアマネジメント事業を広げていきたいと話す横川さん

Future

私の理想のいたばし!

持続的に成長できるまち、板橋へ。その成長促進を、エリアマネジメントという形でサポートできればと思います。

まちの成長過程。エリアマネジメントは「発展」と「熟成」を支援する
まちの成長過程。エリアマネジメントは「発展」と「熟成」を支援する

私のちょこっとSDGs

野村不動産が運営するコミュニティスペース「Be ACTO」では、マンションの建設で生まれた廃材を活用して内装パネルを作るワークショップの開催など、コミュニティの形成を通じた、住み続けられるまちづくりへの貢献を行っています。

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Profile

野村不動産株式会社

「あしたを、つなぐ」
人・街が大切にしているものを活かし、未来につながる街づくりとともに豊かな時を人びとと共に育み、社会に向けて、新たな価値を創造し続けます。