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#食品・食育
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成増から始まった
50年以上の歴史。
食を通じて社会とつながり
板橋区の人々に恩を返したい

2024.12.19
株式会社モスフードサービス
執行役員 社長室長
金田 泰明
目標11
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Storyteller

株式会社モスフードサービス 執行役員 社長室長

金田 泰明

1997年株式会社モスフードサービスに入社。直営部、新規事業部、営業部を経て2008年より社長室へ。主に広報とIRを担当し、2020年より現職。板橋区と相互に連携し、地域の活性化と発展を目指している。モス初となるドリンク専門店のプロジェクト責任者も務め、健康やエシカルに特化した「Stand by Mos」を2024年8月に東武鉄道池袋駅構内に出店した。

板橋区への感謝の気持ちが、成長の原動力

モスバーガーは、日本全国及び海外に飲食店を展開するモスフードサービスが経営するハンバーガー専門店。創業は1972年で、板橋区・成増に第1号店をオープンさせました。「現在のモスフードサービスがあるのは、地元の皆さんが支えてきてくれたからこそ」と、会社全体が板橋区に対して感謝の気持ちを持っています。

「板橋区と私たちの関係の始まりは、モスバーガーの創業当初にまでさかのぼります。創業50周年を迎えた2022年には、東部鉄道の成増駅を『なりもす駅』と表現するイベントをはじめさまざまな取組を行いました。成増店近隣の『なりますスキップ村商店街』にフラッグを掲出したり、区内の小学校に食育のための教材を約7,500部を寄贈させていただいたり。2023年の5月には『地域活性化等に関する包括連携協定』を締結し、区のイベントへキッチンカーを出店するなど、区の振興や食育の推進に関わってきました」

最近では、板橋区にとどまらず大学とも連携した取組を展開しています。産官学のコラボレーションで、金沢の名物グルメ「金沢カレー」をイメージした「金沢カレーカツバーガー」を開発。能登災害の復興支援として板橋区と北陸三県で限定販売し、1個販売にあたり20円を負担※1し、能登半島への災害義援金として寄付します。

「元々、板橋区や東京薬科大学の皆さんと産官学連携で何かしたいという考えはありました。そんな折、能登で震災があり、我々にできることはないかと考えたことがこの取組のきっかけです。区や大学の方々と企画商品について何度も話し合い、完成までに6ヵ月もの期間をかけました。当初は、『金沢カレー』に慣れ親しんでいる北陸地方のお客様からの反響が大きいと予想していましたが、板橋区内の店舗でも予想を上回るお客様に購入いただきました。北陸を応援したいという気持ちが、購買行動につながったのだと思います」

さまざまな取組を通じて区との絆を深めるモスフードサービス。これからも地域で愛されるお店を目指していくと、展望を語ります。

「モスバーガーは全国の店舗の大半が、その土地ごとのオーナーが経営するというフランチャイズの体制を取っています。お店を成り立たせていくためには、地元で愛されることは必要不可欠です。そのために『地域に根付き、受けた恩を返す』という企業風土が生まれ、育まれてきたのだと感じています。今後もこの板橋区を中心に『食を通じた人の幸せ』をかなえていきたいです」

※1 商品販売地域のモスバーガー店舗および株式会社モスフードサービスより、「令和6年能登半島地震災害義援金」と「令和6年9月能登半島大雨災害義援金」へ寄付します。

2022年に創業50周年を迎えたモスバーガー
2022年に創業50周年を迎えたモスバーガー
東部鉄道の成増駅を「なりもす駅」へ名称変更
東部鉄道の成増駅を「なりもす駅」へ名称変更
「なりもす駅」の記念品
「なりもす駅」の記念品
板橋区との今後の構想を語る金田さん
板橋区との今後の構想を語る金田さん
モスフードサービス、日本薬科大学及び板橋区の産官学連携
モスフードサービス、日本薬科大学及び板橋区の産官学連携

Future

私の理想のいたばし!

一部のモスバーガーでは、子育て世代を応援する「こどモス・プロジェクト」で絵本を交換する場を提供したり、遠隔で動くロボットOriHime(オリヒメ)※2、※3を通じた絵本の読み聞かせを行ったりしています。絵本のまち板橋※4と力を合わせて活動を広げ、もっと板橋区を盛り上げていきたいですね。

※2 身体障がいなどの社会的ハンディキャップにより外出困難な人の分身として、遠隔地であっても温かみのあるコミュニケーションを可能にするロボットです。 モスバーガーの一部店舗では、セルフレジの注文をサポートする「アシストセルフレジ」などのテスト運用を進めています。

※3 株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボットです。

※4 毎年絵本の国際的見本市が開かれるイタリア・ボローニャ市とのつながりや、多数の海外絵本を収蔵する中央図書館、絵本の印刷・製本産業が多く立地するという特徴から、絵本を軸とした文化・産業振興や教育活動を展開し、持続可能な都市の構築を目指す取組。

私のちょこっとSDGs

2024年の8月に「Stand by Mos」というお店を作りました。コンセプトとしてエシカルを掲げている当店は、主に規格外品などで廃棄されてしまう野菜を使用したドリンクなどを提供しており、食品ロスを減らす取組のひとつになっています。

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