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#食品・食育
#コミュニティ
#高島平エリア

飲食店の少ないこの団地周辺で、
「食とコミュニケーションを提供したい!」
地域の人々に幸せを届ける
〝太陽〟のキッチンカー

2024.12.05
キッチンカーソレイユ
高島平キッチンカーコミュニティ 代表
高木 智子
目標11
目標12

Storyteller

キッチンカーソレイユ 高島平キッチンカーコミュニティ 代表

高木 智子

栃木県宇都宮市出身。結婚後、夫の転勤に伴い引っ越しを重ねる中、子連れで参加できる料理教室を各地で開催。地域社会における、食を通じた人々の居場所づくりに努める。その後板橋区高島平に移り住み、キッチンカー事業をスタートする。

食とコミュニティづくりで地域貢献

子どもからお年寄りまで、街中の誰もが、飲食を楽しみながら心地よく集える居場所をつくりたい。そんな想いから、長年高島平でのコミュニティカフェ※1の開業を夢見てきた高木さんですが、コロナ禍において集客や場所の確保が難しく、一度断念。それでもなお、夢をあきらめきれず、「移動式店舗であれば、需要があるのではないか」と考え、『キッチンカーソレイユ』の開業に踏み切りました。

「高島平や新河岸地区は、住民の割に飲食店が少ないんですよ。これまで各地で、食を通じたコミュニティづくりをしてきた私としては、『ここにカフェをつくれば、きっとますますよい街になる』と、直観的に思いました。地域の方々からの後押しもあり、カフェはまだできていないですが、こうして今キッチンカーを運営しています」

高島平周辺で活動するキッチンカーが集まる「高島平キッチンカーコミュニティ」。高島平マルシェ※2や高島平ポットラック※3等、住民おなじみのイベントに多数出店しています。現在25のキッチンカーが所属し、高木さんはその代表です。

「今年の『新高島平ファミリー名店街 ウィンターフェス』※4では、高島平キッチンカーコミュニティより、毎日異なるキッチンカーが3台ずつ、一週間出店しました。現在はイベントの際のみ、こういった大規模な出店企画を行っていますが、いつかは継続的に行い、住民の皆さまに普段からご活用いただけるような形で出店したいです」

高木さんは、キッチンカーや商店街での食品販売を通じて、フードロス削減にも取り組んでいます。2023年からは、青森県のリンゴ農家から規格外で処分しなければならないリンゴを買い取り、調理・販売事業を行っています。

「夏の悪天候により、販売基準に至らないリンゴが増え困っていると、青森にいる知り合いのリンゴ農家の方からご相談をいただきました。そこでそれらをアップルパイやアップルブランデーパウンドケーキにして、青森県内外、そして板橋区でも販売したんです。この企画は農家の方、一緒に調理した方、買いに来られた方など、多くの人々に喜んでいただき、現在も続いています」

太陽の恵みのもと、人々が集まるように、みんなが集う憩いの場になればという想いから、「ソレイユ」(フランス語で「太陽」を意味する)と名付けられたキッチンカー。その役割について、高木さんはこのように語ります。

「毎日続いていく生活の中で、毎日の食事を少しでも幸せに感じていただくため、食の楽しみとコミュニケーションの楽しみを届けます。街の利用者の方に、『またキッチンカーが来てくれたら嬉しい』と思っていただけるよう、これからも活動を広げていきたいです」

※1 人々にコミュニケーションの場を提供することを目的とした飲食店形態。

※2 「高島平をもっとおしゃれに楽しい町に!」をモットーに、2015年より開催されているイベント。様々な近隣のお店が出店し、ライブやワークショップも行われる。

※3 高島平団地内で2023年より行われている、出店やワークショップを中心としたイベント。

※4 2024年11月25日~11月30日に、新高島平ファミリー名店街にて開催。

赤いハートが目印の「キッチンカーソレイユ」
赤いハートが目印の「キッチンカーソレイユ」
食を通じて人とつながることの喜びを話す高木さん
食を通じて人とつながることの喜びを話す高木さん
フードロス対策のために始めたアップルパイの製造・販売
フードロス対策のために始めたアップルパイの製造・販売
高島平ポットラックの様子
高島平ポットラックの様子
高島平キッチンカーコミュニティと、その支援活動を行う団体のメンバー
高島平キッチンカーコミュニティと、その支援活動を行う団体のメンバー

Future

私の理想のいたばし!

食やコミュニケーションを通じて愛が育まれ、循環し、人々がともに成長していける板橋にしていきたいです!

木(循環する地域社会の象徴)が、さまざまな愛を栄養として実をつけ、その実を食べた人々が他者に愛を分け与える
木(循環する地域社会の象徴)が、さまざまな愛を栄養として実をつけ、その実を食べた人々が他者に愛を分け与える

私のちょこっとSDGs

調理電源として、ガソリン等は用いず、太陽光で充電できるポータブルバッテリーを使用しています。その他、調理時にゴミを出さないようカット野菜を使用する、プラスチックごみを増やさないよう紙の容器で商品を提供するなど、様々な面でエコにつながる工夫をしています。

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Profile

高島平キッチンカーコミュニティ

食を通して文化的で潤いがあり笑顔がある生活が出来るように、地域活性化の為にキッチンカーの利用を特別なイベント事ではなく、日々の暮らしに取り入れていただけるような推進活動をしています。