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#SDGs教育
#ボランティア

地域に根差した
SDGs教育のカタチ。
未来の板橋のまちを
子どもたちとつくる

2024.09.03
板橋区立緑小学校校長市之瀬 輝明
目標4
目標15

Storyteller

板橋区立緑小学校校長

市之瀬 輝明

板橋区立緑小学校で校長を務める。板橋区立三園小学校や板橋区立板橋第五小学校で校長として勤務後、2019年より現職に着任。

緑を通じて板橋の魅力を再発見!「未来を想う力」を育む

SDGsの17のパネルが前方に貼られた教室。SDGs教育に力を入れている板橋区立緑小学校の姿勢がよく表れた光景で、普段の授業からSDGsを意識するような工夫をしているそうです。さらには、20年前から行っているサンシティグリーンボランティアとの竹工作やタケノコ掘り、水稲体験など、地域の方々と一緒に取り組む活動が活発なことも特色。近年では「推しの木」と名づけて、児童たちが自ら選んだ学校周辺の木を「推し」としてアピールしていくアクションも行っています。活動を通じて木や町に対する、これまで言葉にはしてこなかった「好き」「愛着」といった想いを言葉にし、推しのためにみんなで何ができるかを考え学ぶ取り組みです。

「これらの活動は緑に触れさせて自然を守る想いを育むだけではなく、人と人との関わりを通じて社会性を身につける機会になっています。一連の活動を通じて自分の住む町に対する興味関心が芽生え、10年後のまちや未来社会のために何ができるのかを考えられる人になってほしいですね」

自然体験をはじめとするSDGs教育を通して、課題を見つける力や解決する力だけでなく、創る力(クリエイティブ力)や人への思いやり、多文化理解、多様性を受け入れる力なども身につけてほしいと語る市之瀬先生。SDGsでテーマとなる地球規模の問題を他人ごとではなく、「自分ごと」として捉える力を育み、より良い未来社会につながる教育を目指しています。

「これからの時代に子どもや若者たちに求められる力は、不確実な社会の中から自分だけの答えを見つける能力だと思います。その中でSDGsを意識しながら、アクションすることは非常に大切です。また、本校は地域の皆さまの力を借りて教育を行っています。地域との交流を大切にし、地域とともにある学校を目指しています。私自身、板橋で生まれ育ち、板橋が大好きで、板橋を愛せるような子どもたちを育てたいです。板橋区出身の若手教員が増えていることも、たいへん嬉しいです!」

※サンシティグリーンボランティア: 板橋区中台にある日本有数の大規模団地であるサンシティの敷地内にある森を守る活動をメインに緑の保全活動を行う、住民たちによるボランティア

SDGsの17のパネルが前方に貼られた教室
SDGsの17のパネルが前方に貼られた教室
児童自らが選んだ木をアピールする「推しの木」の活動
児童自らが選んだ木をアピールする「推しの木」の活動
「地域へ開かれた学校でありたい」と語る市之瀬校長
「地域へ開かれた学校でありたい」と語る市之瀬校長
緑小学校のビオトープ「生き物たちのシェアハウス」
緑小学校のビオトープ「生き物たちのシェアハウス」

Future

私の理想のいたばし!

緑を増やし、緑を守るアクションを広げていきたいです。緑のカーテンが区全体に広がり、子どもたちの郷土愛が育まれることで、ゆくゆくは「未来をはぐくむ緑と文化のかがやくまち“板橋”」の実現を目指しています。

自然豊かな板橋区立緑小学校の外観
自然豊かな板橋区立緑小学校の外観

私のちょこっとSDGs

iCS(板橋区コミュニティ・スクール)の方々と学内でビオトープを運営しています。子どもたちが持続的に管理するために地域と連携しており、非常によい影響をもたらしています。