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誰でもカジュアルに楽しめる
クラシックコンサートを
地域コミュニティで実現

2025.04.10
合同会社音の家 代表田島 華乃
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Storyteller

合同会社音の家 代表

田島 華乃

3歳半よりピアノ、4歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学音楽学部を卒業し、国内外の数々のクラシック音楽祭に出演。現在は音の家代表として小さな子ども達と子育て中の保護者に、生の演奏を届ける活動をしている。

小さな子どもでも楽しめるクラシックコンサートを

田島さんは、ヴァイオリンの演奏指導やミニコンサートの開催などを通じて、音楽の楽しさを小さな子どもや保護者に伝える活動をしています。始めたきっかけは、小さな子どもがクラシックコンサートを楽しむ機会が少ないと感じたことでした。子どもの頃から音楽に触れることは、感受性を育むうえできっと役立つはず。そう思う田島さんでしたが、小さな子どもは泣いてしまったり、集中力が続かずに騒いでしまったりすることへの懸念から、コンサート会場へ入れてもらえないこともしばしば。“小さな子どもにこそ、クラシック音楽に親しんでほしい”。その想いが募り、自ら子ども向けのコンサートを開催するようになりました。

「コンサートのなかでこだわっているのは、クラシック音楽を1曲は演奏すること。子ども向けのイベントだからとポップスばかりにせず、ハードルが高いと思われがちなクラシックを演奏しています。またコンサート自体も、大人もリラックスできる、それこそ子どもが泣いてしまってもいいと思えるような、カジュアルな雰囲気づくりをめざしています」

音の家は、3月16日(日)に無印良品板橋南町22にて「ヴァイオリンと歌とおはなし」のファミリーコンサートを開催しました。発端となったのは、本ポータルサイトのパートナー掲示板への無印良品の投稿。店舗が地域の憩いの場となるために、イベントを一緒に実施してくれるパートナーを探しており、そこに手を挙げたのが音の家でした。ホール機能を持つ施設が少ない板橋区では演奏するチャンスが少ないと感じていた田島さんは、会場を貸してもらえた利点について語ります。

「事前の打ち合わせで、子ども達がクラシックコンサートを聴く機会を作りたい、活動できる場所が少ない板橋区内にアーティストの活躍の場をつくりたい、という2つの想いに共感してもらって、今回の取組が実現しました。実際、無印良品さんでコンサートができて本当に良かったと感じています。こういった普段の買い物で使用する場で開催することで、いつもはコンサートに来ないような方にも音楽を届けられました」

無印良品の担当者も、たくさんの人にコンサートを聴いてもらえてよかったと語りました。『わたしたちが目指すのは、地域のコミュニティに親しまれる憩いの場。コラボレーションを続けていくことで、無印良品に行けば、いつも人が集まっている。そう思われるような場所にしたい』と音の家との今後に意欲的です。

「今回のようなコンサートはこれで終わりではありません。2025年度は毎月、イベントを定期的に開催する予定です。この3月はコンサートでしたが、音楽だけではなく、英語の絵本の読み聞かせをしたり、美術作家さんを呼んで何か工作をやってみたり、さまざまなものを取り入れながら新しい取組に挑戦していきたいです」

※板橋区SDGsプラットフォーム ポータルサイトに設置されているオンライン掲示板。パートナーが出したリクエストに対して、他のパートナーやサイト閲覧者が回答することができる。アイデアを交換し、交流を深めるなかで、新たな取組を生み出すことが目的。パートナー掲示板はこちら

多くの人にクラシック音楽を届けたいと語る田島さん
多くの人にクラシック音楽を届けたいと語る田島さん
「ヴァイオリンと歌とおはなし」のコンサートの様子
「ヴァイオリンと歌とおはなし」のコンサートの様子
コンサートは無印良品店舗内のコミュニティスペースで行われた
コンサートは無印良品店舗内のコミュニティスペースで行われた
ヴァイオリン体験活動の様子
ヴァイオリン体験活動の様子
さまざまな場所で親子向けコンサートを開催している
さまざまな場所で親子向けコンサートを開催している

Future

私の理想のいたばし!

音楽の力と絵本の力との相乗効果で、みんなが集まれる家をつくりたいです。(イラストはヴァイオリン教室に通う子どもたちとともに作成)

私のちょこっとSDGs

AIが進化し続ける世の中でも、人間らしい感覚や好きの感情を大切にするようにしています。すごく便利で手軽なので、手段としては使用しますが、音楽を通じて作られた人間の心を失わないようにしようと常に意識しています。

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Profile

合同会社音の家

(1)子どもにも大人と同じ本物の生演奏を聞かせたい。
(2)子育てで忙しいママ、パパに時間を忘れてほっこりしてほしい。
(3)音楽と楽器演奏の楽しさを多くの人にもっと身近に感じてもらいたい。