板橋区の教育現場に潜入!「いたばしさんぽ」を活用したSDGs授業レポート
「いたばしさんぽ」は、いたばしオリジナルのSDGsボードゲームです。
どこか自分とは遠いもののような気がしてしまう「SDGs」ですが、実は、自分や自分が住んでいるまちと密接に関わっています。
このことに気づく「きっかけ」づくりのため、「いたばしさんぽ」で楽しく遊びながら、「わかる」「きづく」「考える」といった能動的な学びを提供するべく、様々な展開を行っています。
その展開の1つが、区内教育機関での授業での活用です。区内32校(区立小29校、区立中1校、私立中1校、特別養護学校1校)にて、2024年度より授業で活用されています。
この度、その内のひとつ、区立緑小学校の小学5年生の授業にお邪魔して、実際に活用されている現場を見学させていただきました。
授業が始まると、先生がこのゲームの主旨やSDGsについて、わかりやすく説明くださりました。今回の授業の目的は3つ。
①板橋区がどんなまちか、まちの中にどんな取組があるかを知る
②まちとSDGsがつながっていることを知る
③自分以外の人の立場に立って、その人のことを考えてみる
このクラスでは、この3つの目的をゲームが始まる前に、クラスのみんなで音読していました。
次に、ボードゲームに描いてある絵をみんなでじっくり確認。「イオンがある!」「さやの湯がある!」と知っている場所を発表してくれました。
そして、ルール説明の後に、実際にプレイ。練習からみんなとっても真剣。椅子を立ち上がって、大盛り上がり。休憩を経た後の本番では、さらに集中して取り組んでくれました。
ゲームが終わると、先生によるゲームの解説を経て、「いたばしレンズシート」の発表を行いました。「いたばしレンズ」は、このゲームの中のマスの1つで、自分の身近なSDGsを探すものです。「目標6のために水をだしっぱなしにしないようにしている」「目標12のため、牛乳パックをリサイクルしています」といったように、普段の行動とSDGsを紐づけて考え、発表してくれました。
最後に、感想の発表。「まだまだ板橋区に知らない場所や知らない取組がたくさんあった」「自分たちの身近なところにもSDGsがたくさんあるとわかった」といった感想を話してくれました。
クラスの皆さんの、真剣に、そしてとても楽しそうにゲームをプレイしてくれた姿がとても印象に残りました。また、授業を担当された先生も、このあたらしい教材をうまく活用するため、準備をして臨んでいただいたこと、とてもありがたく思いました。
緑小学校5年1組、2組のみなさん、本当にありがとうございました。
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