応援の力で個性がきらりと光る「無印良品 板橋南町22」と小茂根福祉園のコラボ
"人と人、人と地域がよりつながれる場所"をめざす「無印良品 板橋南町22」と、知的障がいのある方のための福祉施設である小茂根福祉園。「個性」を活かした商品販売のため、コラボレーションしました。小茂根福祉園の坂田瞳さんと「無印良品 板橋南町22」店長(当時)の大賀光貴さんに話を聴きました。
地域の人や思いを応援し、それを実現する力になる存在でありたい
大賀:板橋南町22は、地域のみなさんの生活に寄り添うことをコンセプトとしています。今後も地域の方々が望むことを応援し、実現する力になっていきたいと思います。
今回のコラボも、小茂根福祉園の活動をより広く、様々な人に知っていただくきっかけになったら嬉しいです。
まちに飛び出て、たくさんの人に活動を知ってもらうきっかけをつくりたい
坂田:小茂根福祉園の利用者さんが、板橋南町22の周年祭のロゴを担当しました。
アートの展示と福祉園で企画・製造している「KOMONEST」ブランドの商品販売も行いました。
KOMONESTでは、地域や企業などいろんな人に利用者さんの背景を伝えるコミュニケーションツールとして商品やアート作品を展開しており、手に取りやすい商品力のあるものづくりを大切にしています。
商品をきっかけに、小茂根福祉園の活動について調べたり、誰かに伝えたり、ちょっとしたことで良いので、輪が広がっていったら嬉しいです。
一人ひとりの個性をみていく社会になってほしい
大賀:小茂根福祉園さんのキャッチフレーズ「Yes I'm here/私はここにいますよ」っていいですよね。
坂田:地域の一員として利用者さんが暮らしていけるように、そしていつかは巣立っていけるようにという思いが込められています。障がいの有無などは関係なく、一人の人としてフラットに見ていく視点が増えるといいなと思います。
大賀:板橋南町22を、一人ひとりの表現をサポートする拠点にしていきたいです。
SDGsとのつながり解説
生まれた場所や性別、肌の色やその人の特性などに関係なく、一人ひとりが暮らしやすい、働きやすいまちをつくっていきたいですね。板橋南町22では区と連携して、服、食品、資源の回収も実施。ものが循環するしくみもあることが大事ですね。
※この記事は2024年3月発行の「いたばしさんぽ」リーフレットより転載しています。