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地球にやさしく、緑あふれる
クリーンなまちを目指して。
次世代につなぐための
いた・エコ・ネットの活動

2026.01.29
特定非営利活動法人いた・エコ・ネット
理事長
横山 れい子
目標12
目標15

Storyteller

特定非営利活動法人いた・エコ・ネット 理事長

横山 れい子

環境保護活動に長年取り組み、板橋区議会議員を3期にわたって務めた経験を持つ。任期終了後、東日本大震災を機に、福島から取り寄せた綿の種を用いて板橋区でオーガニックコットンを栽培するNPO法人「いた・エコ・ネット」を設立し、多岐にわたる活動を行う。また、環境なんでも見本市の実行委員を15年に渡り歴任している。

3.11を伝えるため始まった、板橋区でのオーガニックコットン栽培

板橋区に位置する都立赤塚公園で、オーガニックコットンが栽培されていることをご存じでしょうか。その背景には、東日本大震災と福島の原発事故があります。横山さんは2013年6月に被災地を訪れた際、福島でコットン栽培に取り組む農家の方と出会いました。原発事故の影響で作物の栽培が難しくなった中、工夫を重ねた結果として綿の栽培にたどり着いたといいます。綿は荒地でも育ち、放射性物質が移行しにくいため、津波の塩害や原発事故の影響を受けた地域でも栽培できたそうです。

「綿農家の方のお話を伺って、東京に暮らす私も福島で発電した電気を使っている以上、原発事故を他人事として捉えることはできないと感じました。そこで板橋区でもエネルギーや環境について考えるきっかけを作りたいと思い、NPOを立ち上げ、福島で育った綿の種を区内で育てる活動を始めました」

板橋産のコットンは福島へ送られて製品加工されるほか、区内で環境教育に活用されており、保育園では苗植えから収穫、綿を使った工作のワークショップなどを実施しています。震災から10年以上が経った今だからこそ「事故の記憶を風化させないという強い思いが活動の土台にある」と横山さん。今後もコットン栽培を通じて、環境やクリーンエネルギーについて伝え、考える場を設けたいと話します。

さらに、いた・エコ・ネットでは、板橋区民まつりで出る生ごみの回収と飼料化に取り組んでいます。板橋区シルバー人材センターと協力して来場者に分別を呼びかけながら、回収した生ごみは糠(ぬか)で水分を取り、飼料として循環させているのです。

「区議会議員を務めていた時から、区民まつりを環境に配慮した行事にしたいという思いがあり、約15年前にこの活動を始めました。今後も活動を継続し、区民の皆さんにもこの取組を知ってほしいと思います」

また、横山さんはNPOの活動と並行し、環境なんでも見本市の実行委員を15年間務めています。環境なんでも見本市は、環境活動に取り組む市民団体等が展示や体験を通じてそれぞれの取組を紹介する、区内最大の環境イベントです。2026年2月7日・8日に直近の開催を控えます。

「当日はまるでお祭りのように、活気あふれる楽しい時間です。いた・エコ・ネットでは子ども向けのワークショップを実施しており、多くの来場者や出展者と触れ合える2日間を私自身も毎年心待ちにしています」

コットン栽培や区民まつりでの生ごみ回収はそれぞれ、板橋区における新たな試みでした。クリーンなまちを目指して、力強く進んできた横山さんといた・エコ・ネットの活動は、これからも続きます。

※ 綿は野菜などと比べて、利用される部分(綿の場合は綿花)への放射性セシウムの移行率が低いことが知られている。

いた・エコ・ネットが赤塚公園で栽培している綿
いた・エコ・ネットが赤塚公園で栽培している綿
保育園でのワークショップの様子
保育園でのワークショップの様子
園児たちの作った、コットンを使用したマグネット
園児たちの作った、コットンを使用したマグネット
環境なんでも見本市の出展ブース
環境なんでも見本市の出展ブース
クリーンなまちづくりの重要性を語る横山さん
クリーンなまちづくりの重要性を語る横山さん

Future

私の理想のいたばし!

緑あふれるまちになってほしいです。再開発が進む中でも自然を守り、後世に残せるよう、区民が一体となって取り組んでいければと思います。

自然豊かな板橋を、オーガニックコットンとともに
自然豊かな板橋を、オーガニックコットンとともに

私のちょこっとSDGs

いた・エコ・ネットでは複数の学校と協力し、地域の環境教育に関わっています。毎年、高島高校や高島特別支援学校の生徒たちが集めてくれる赤塚公園の落ち葉を使って、赤塚第三中学校の生徒たちと一緒に腐葉土づくりをしています。つくった腐葉土はコットンの肥料として使っています。

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